先日のニュースで、佐渡で放鳥されたトキのうち二羽が、長く不明だったが、そのうちの一羽が海を越え60キロ離れた胎内市で目撃された。ということだ。
人間達が、どこだどこだと大騒ぎしている間に、悠々と海を越えていたなんて、なんて痛快で、こっけいで、すばらしい現実なんだろう。
彼らには、この海は何の障害にもならないんだな。
鳥に比べれば、人間って、ちっぽけだな。
その後新潟市内でも目撃情報があるらしく、なんだかわくわくする。
市内でも鷺(サギ)はよく見るし、これからの季節は、我が家の上空を白鳥たちが編隊で飛ぶのも珍しくない。
でも、トキがそんな風に現れたらどんなにか素敵だろう。陽光に透ける羽の色はかなり美しいと聞くけど。
ただ佐渡を離れて、生きて生けるか。
本土の地はトキが耐えうる環境なのか。
それだけが気がかり…。